「ピッコマ」連載漫画の「悪党の母になりました」30話のネタバレと感想をまとめてみました!
風邪で苦しむカシウスの傍についていたいというロゼリア。
カシウスは生まれて初めて、人に自分の弱点を見せることができました。
悪党の母になりました30話のネタバレをしていきます!
目次
悪党の母になりましたネタバレ30話最新話と感想!ひとりじゃない
苦しむカシウス
ロゼリアが、そっとカシウスの額に手を当ててみると、ひどい高熱でした。
カシウスは苦しそうですが、大したことはないから心配しないようにと言って微笑みます。
今のカシウスを見ていて、ロゼリアはやっと理解しました。
小説で読んだアインの幼少時代を、カシウスも経験したのだということを。
カシウスの幼少期、彼に優しく接する人は誰もおらず、いつも一人で苦しんでいたのでしょう。
そして、自分でも、それが当然だと思っていました。
そんな境遇の人生が、カシウスとアインを悪党にしてしまうのです。
ロゼリアは、辛くて弱っているとき、頼っていいのが家族だということを、カシウスに伝えたいと思いました。
カシウスの幼少期
カシウスの幼少時代は過酷なものでした。
チェイド家で生き残るため、アインよりも厳しい訓練をやり抜きます。
また、カシウスの敵は外部だけではなく、家の中にもいました。
チェイド家の後継者の座を狙う者は多く、いつもカシウスの隙を狙っていたので、常に気が休まりません。
特にカシウスが苦しんだものが「桃」でした。
親戚たちはカシウスの弱点が桃だと知ると、わざと桃を食べるよう勧めるのです。
両親は、そんなときも助けることをせず、試すように見守るだけでした。
幼いカシウスは、決して弱みを見せまいと二切れも食べてけろっとした顔で笑って見せます。
それを見た親戚はガッカリし、カシウスが桃アレルギーというのは嘘の情報だと思い込んだのです。
しかし、部屋を出るとカシウスは具合が悪くなり、部屋に戻ると発作を起こし深刻な状態になりました。
それでも、一人で耐えるしかなかったカシウスは、無理に桃を食べることで弱点を克服します。
その後のカシウスは、勝つためなら手段を選ばないようになり、史上最悪の悪党といわれるようになりました。
弱点を見せる相手
ロゼリアは、カシウスの病気が治るまで、傍にいたいと言ってくれます。
カシウスは生まれて初めて、一人じゃないと感じました。
温かい気分になり、ロゼリアに守られているようで心強い気持ちです。
カシウスは、アインがロゼリアに執着する気持ちが分かったような気がしていました。
悪党の母になりましたネタバレ30話感想
もう、ほんとに良かったですね~!
ロゼリアはカシウスの育ってきた環境を考えて、彼の言動をこれまでよりも理解できるようになりました。
カシウスは弱みを見せられる相手ができたことで、心に背負ってきたものがだいぶ軽くなるでしょう。
体調が悪いときは、普段だったら絶対にあり得ないくらい気持ちが弱くなることがあるので、普段であればそれほど感じない人の温かみや優しさを、一層嬉しく感じるんですよね。
今回は、風邪のお陰でカシウスとロゼリアの間に、家族らしい絆が生まれました。
使用人たちも、実はほっとしているのではないでしょうか。
それにしても、カシウスとアインの桃アレルギーの克服方法は危険極まりないです。
これは、カシウスとアインだからこそのものであって、読者のみなさんは決して真似をせず、専門の病院にかかるようにしてくださいね。
悪党の母になりましたネタバレ30話最新話まとめ!ひとりじゃない
幼少期の過酷な体験から、これまで決して人に弱みを見せなかったカシウス。
しかしロゼリアに対して自分の弱みを見せることができたカシウスは、初めて一人ではないと感じることができました。