『ピッコマ!』で連載中の恋愛まんが『今世は当主になります』59話のネタバレと感想をまとめてみました!
金髪の少女ジュリエッタ・アビノをギャラハン衣料品店の既製服ドレスの看板にと巻き込もうとするティア。
クレリバンはうまいことティアの意図を汲み動くのでした。
今世は当主になります第59話のネタバレと感想を書いていきます!
目次
今世は当主になりますネタバレ59話最新話と感想!歌を歌う黄金の鳥
ジュリエッタ・アビノ
約10年前に出版された童話「黄金の鳥の物語」。
アビノ家の抗議で半年で販売中止になったけれども、実話がもとになっていました。
没落貴族の娘、美しい金髪の少女が飢えた家族のために歌を歌う黄金の鳥になります。
少女の家族は裕福になれますが、鳥が病気になった途端、家族は鳥と人間は家族になれないと死にゆく鳥を捨てたのでした。
目の前に現れたのはまさしくその「黄金の鳥」の少女ジュリエッタ・アビノだったのです。
ちょっと呆けていたティア、周りの貴族の女性たちがジュリエッタにあれこれ言い始めます。
無礼だ、育ちが悪い、真っ赤なドレスなんて貪欲な後援者でも捕まえたいのか・・・。
よれたドレスを笑われて、ジュリエッタも身を震わせました。
ティアは、思わず「とてもお綺麗だ」と叫び、ジュリエッタと差し向いになります。
ジュリエッタ様の声がお綺麗だったのですぐに反応ができなかったと、ティアは照れながら謝りました。
ジュリエッタは「私をバカにしているのか!?」と返します。
ティアは会ってみたいと思っていたが、まさか先に声を掛けてもらえると思っていなかったと言います。
おば様がジュリエッタ様の公演を観覧して、あんなに美しい歌声を聞いたのは初めてだと言っていたと。
周囲は、おばとはシャナネットかと推測し、アビノに後援者がいない理由はロンバルディなのかと推測を巡らせていきます。
ティアはシャナネットに心のなかで謝ります。
ジュリエッタの手を握りしめ、キラキラした目で見上げました。
ティアとクレリバン以心伝心
少し離れたところで、クレリバンとジュリエッタが話し合っているところを見つめるティア。
ギャラハンがジュリエッタの後援をしたいというのかとジュリエッタが言い、「少し違う」とティアは近くに姿が見えたクレリバンを呼びます。
やって来たクレリバンに、ティアはパパが新しい既製服を広めてくれる人が欲しいと言っていましたよね?と話しかけます。
クレリバンは何の話かという様子を見せますが、ティアはニコッと笑って圧を掛けました。
クレリバンはその通りと咳払いし、ティアはジュリエッタ・アビノ様はどうかとジュリエッタの腕にしがみつきました。
状況の読めないクレリバンに、「オペラの舞台衣装」はパパの考えている条件にピッタリではとティアはクレリバンを見上げます。
クレリバンはそれで理解し、「ギャラハン様もその方向で検討していた」とくいっと自分の眼鏡を押し上げます。
以心伝心だとフフフと笑い合うティアとクレリバン。
やるとは言っていないと言うジュリエッタに、クレリバンがギャラハン衣料品店の総責任者としてお話をする時間を拝借したいと礼を示します。
ピカーッと輝くクレリバンに、ジュリエッタも含め女性たちが顔を真っ赤にします。
ジュリエッタは我に返り、「条件を聞いてから」と咳払いをすると、前向きに検討して欲しいとクレリバンはジュリエッタを連れ出します。
それを見ていたティアは、黄金の鳥の物語が苦手であったことを思い出していました。
ジュリエッタ・アビノは貧しい家門を支えるため、貴族の女性でありながら人前で才能を売ってお金を稼ぐと言う衝撃を社交界に与えたのでした。
貴族たちはジュリエッタを罵りながらも、彼女の才能と華やかさを否定できず、彼女が身に付けている服やアクセサリーを買い求めたものだったのです。
それに目をつけたのが皇后で、親切な後援者の仮面を被った皇后によって、ジュリエッタはアンゲナスの勢力を強固にするための駒として使われることになってしまったのでした。
耐え切れずにジュリエッタが亡くなった後に、そういった事情は明らかにはなったものの、後ろ指を指され憐みの対象にもなったのがジュリエッタの人生なのでした。
建国祭でのティアの目的
皇后からの後援を受け始めたのは建国祭直後だったかと思い出していたティア。
周囲の女性がティアに話しかけてきました。
アビノ家のご令嬢になぜ優しくするのかとペラペラ話す令嬢たちにティアは呆れ気味。
「輝ける服を着たらどこまで綺麗になるのか見たいだけだ」とほほ笑んでみせます。
令嬢たちは「優しすぎる」「豚に真珠だ」と次々と言ってきました。
ティアは、同情でも慈善事業でもなく存在感、華やかさ、才能あるものは手に入れるべきものであり、今世の黄金の鳥を飛ばして見せるつもりなのです。
ティアがジュリエッタをスカウトしていい気分になっているところに、呼びかけの声がありました。
案内役がルーラックが読んでいるから、上の階へ案内するというのです。
ティアは案内役と去っていきます。
その後ろ姿を見ていたものがいました。
あの、第1皇子アスタナです。
今世は当主になります59話感想
前話で突如現れた女性は一体何の関わりか、と思っていましたが、ティアの前世ではよい最期を飾れなかった女性のひとりだったのですね。
前世では寓話にまでなったお話の主人公でした。
一見気が強そうでプライドも高そうな彼女ですが、自分の家門のために、貴族としては初めてオペラの舞台に立つという新しい世界を切り開いた女性でした。
たまたま彼女に話しかけられたチャンスをすかさずものにするティア。
クレリバンとの息がぴったりですね。
何が何だか分かっていなかったクレリバンですが、ティアの意図を汲み取りうまいこと話を合わせました。
ニヤリとフフフッと笑う2人が怪しすぎます(笑)
それでもって、ささっとジュリエッタを先導していくクレリバンですが、ジュリエッタとクレリバンが並んでいる姿がなかなかいい感じではないですか?
これはもしや恋の予感!?と思ったのは私だけでしょうか!?
最後にチラッと出てきたのはアスタナでしたね・・・。
嫌な予感がします。
今世は当主になりますネタバレ59話最新話と感想!歌を歌う黄金の鳥
今回は漫画「今世は当主になります」59話のネタバレ、感想をご紹介しました。
ジュリエッタ・アビノは貴族でありながらも家門のために才能を生かし、オペラの歌姫になった人物でした。
ティアはクレリバンと無言で示し合わせて、ジュリエッタをギャラハン衣料品店の既製服の看板として後援を申し出るのでした。