「ピッコマ」連載漫画の「皇帝の子供を隠す方法」98話のネタバレと感想をまとめてみました!
アステルとカイゼンはお互いを愛し合っていながらも離婚となってしまい、自分はどうすればよかったのかと冷静に考えます。
皇帝の子供を隠す方法98話のネタバレと感想を紹介していきます!
目次
皇帝の子供を隠す方法98話最新話ネタバレと感想!2度目の告白
枯れた薬草で薬作成
薬草を持ち帰ったフリッツですが、薬草は枯れてしまっており、アステルに謝ります。
また、フリッツはセルヴェルに助けられたこと、グレーテルはセルヴェルに保護されたことも伝えました。
アステルは薬草の状態を見ると、思っていたよりも良くなく、これで薬を作れるかと不安になります。
だけど悩んでいる余地はなく、カイゼンを救うために自分が今すぐ薬を作らねばとアステルは自分を奮い立たせます。
薬が完成すると、アステルは眠っているカイゼンに飲ませました。
カイゼンは今夜、自分のせいで命を落とすか、生き延びるかのどちらかだとアステルは思いました。
長い夜
アステルはずっとカイゼンのそばで見守っています。
こんなに長い夜は初めてだと一度思うも、以前も一度あったとアステルはうとうとしながら思い出しました。
アステルとカイゼンの初夜の日です。
初夜の後、皇帝陛下が突然亡くなったとカイゼンに知らせが入ります。
侍女はカイゼンとアステルにすぐ皇帝陛下の元へ行くようにと言いますが、アステルは今しがた眠ったところだから法に則り先に進めておくようにと言いました。
しかしその時、アステルは起きていてカイゼンの会話をはっきりと聞いていました。
侍女がその場を後にすると、カイゼンは一人で涙を流しており、アステルはそれに気が付きましたが身を起こして声をかけることができませんでした。
そして夜が明けるとカイゼンは、昨晩皇帝陛下が息を引き取ったから離婚をしてくれとアステルに言ったのです。
カイゼンはこの結婚は亡くなった父が望んだこと、自分はアステルとの結婚を少しも望んでいなかったと言いますが、それは嘘だったのだと今のアステルには分かります。
当時はカイゼンがアステルを突き放すために紡ぎ出した言葉がとても痛くて、カイゼンの見え透いた嘘に気付けなかったのです。
アステルは、自分もカイゼンも、なぜお互いに嘘をつくしかなかったのだろうと思うのでした。
カイゼンの夢の中
カイゼンは自分とアステルが子供に戻った夢を見ています。
アステルは泣いており、カイゼンは心配して泣かないでと言いますが次の瞬間、アステルに剣で胸を突き刺されてしまいます。
そしてレストン公爵が、いつかこの愛らしい剣がカイゼンの心臓を貫くことを忘れないようにと言いました。
その時までアステルをカイゼンの懐に大切にしまってくださいと言って、レストン公爵はアステルをカイゼンに向かって突き飛ばします。
それから二人は大人になり、アステルは今も泣いています。
カイゼンは、アステルを泣かせないようにするにはどうしたら良かったのだろうと考えました。
いっそのこと一緒に泣いてくれと懇願すれば良かったのだろうかと考え、そしてずっと言いたかった言葉があるとカイゼンは思いました。
愛の告白
その言葉を伝えるため、カイゼンは長い眠りから目覚めます。
カイゼンは泣いているアステルの涙を拭い、愛している、傍にいてほしいと涙を流しながら言いました。
カイゼンが目覚めたことに驚きつつ、その言葉にアステルはさらに涙を流し、自分も同じ気持ちだと伝えます。
二人はお互いを抱きしめ合いました。
皇帝の子供を隠す方法98話感想
フリッツとグレーテルは無事でしたが、薬草は無事ではありませんでした。
薬草は枯れてしまっていましたが、それでもアステルはその薬草を使って一人で薬を作りました。
本来ならグレーテルが一緒にいてくれたら薬を配合するのに心強かったと思いますが、グレーテルはセルヴェルに保護されていたので、アステル一人で作るしかないという状況です。
こんなにも責任重大なことをするのは胸が張り裂けそうなくらい緊張すると思いますが、愛するカイゼンの命がかかっているのだからアステルはそんなことを考える余裕もなく、無我夢中だったでしょう。
アステルは離婚を突き付けられた時、前皇帝陛下が亡くなったことは朝起きたと同時にいきなり言われて知ったのではなく、昨夜から知っていたのですね。
その話を聞いたアステルは、これから自分たちの身に悲劇が訪れるのだと何となく感じており、カイゼンが泣いているにも関わらず声をかけることができませんでした。
カイゼンの男としてのプライドを守るのもあるかもしれませんが、母親だけでなく父親まで突然亡くなってしまったことでカイゼンは深く傷つき、カイゼンから心無い言葉を言われるのではという不安があったのかもしれません。
カイゼンを慰める自信もアステルにはなかった可能性もあります。
男性は自分の弱みを人に見せるのは苦手な傾向にあると思います。
愛している女性に対しては尚見せづらいでしょう。
だけど、愛する女性から自分の弱みも優しく包み込んでもらえたら、男性はきっと強い安心感と愛情と信頼を感じ取れると思います。
アステルはカイゼンが一人で泣いている時、勇気を出して声をかけたら運命は変わっていたのかもしれません。
カイゼンはカイゼンで、自分はアステルを泣かせてばかりで、どうしたらよかったのだろうと眠りながら考えていました。
カイゼンの夢の内容を見ると、昔レストン公爵から、いつかアステルがカイゼンを〇すのだと脅されていた可能性が考えられます。
それでもカイゼンはアステルのことを好きでいましたが、自分の命が狙われているという不安も心の片隅にあったのかもしれません。
実の父である皇帝陛下が突然亡くなったのだから、余計にこれはレストン公爵の陰謀であり、自分がアステルと付き合い続けたことで父を〇なせてしまったのだという後ろめたさを感じていた可能性もあります。
それでもきっと、カイゼンはレストン公爵とアステルは別ものと考えており、アステルを愛し続けていたのだと思います。
しかし素直になれず、アステルに自分の弱みを隠してしまったこと、父が亡くなって悲しいという気持ちをさらけ出せずに一人で泣いたこと、愛しているから傍にいてほしいと言えなかったことが良くなかったとカイゼンは考えたのでしょう。
カイゼンは夢の中で自分と向き合い、今自分がすべきことはアステルに本心を打ち明けることだと思って、ようやくアステルに心の底からの自分の気持ちを伝えることができました。
カイゼンは命が助かっただけでなく、アステルに愛を伝えることもできて、本当によかったです。
カイゼンからの愛の告白に、アステルも素直に自分の気持ちを伝えることができました。
こういうのはお互いがそれぞれ自分の中で勝手に相手の気持ちを推測して決めつけていたら、自分の気持ちを伝えることが怖くなってしまい、本心を言えないまま時間が経てば経つほど相手を勘違いしてしまうので、素直に自分の気持ちを伝えることができるのが良好な関係性でいられることに一番大切なことのような気がすると学びました。
だけど苦しい思いをしながらも遠回りしたからこそ、アステルとカイゼンの愛情はより強固なものになったのかもしれませんね。
カイゼンとアステルの関係性は、これでようやく解決したと思います。
あとはレストン公爵の野望を何としてでも止めなくてはいけませんね。
カイゼンが生き延びたことで、レストン公爵の計画はほとんど失敗だと思いますが、自暴自棄になって帝都を荒らしたり、ロットウッド騎士団の武力によって再び命を狙ってくるかもしれません。
だけどカイゼンが本調子に戻ったら、カイゼンの剣の腕に敵う者はいないでしょう。
レストン公爵の反逆の被害が最小限に留まってほしいです。
皇帝の子供を隠す方法98話最新話ネタバレと感想!2度目の告白まとめ
今回は「皇帝の子供を隠す方法」最新話98話のネタバレと感想を紹介しました!
アステルたちはレストン公爵、クロイツェン家、ロットウッド騎士団の反逆から帝都を守ることができるでしょうか、次回の更新が楽しみです!