「ピッコマ」連載漫画の「ルシア」83話のネタバレと感想をまとめてみました!
ビビアンはダミアンをケイトに紹介しましたが、困惑しているケイトの表情に、ダミアンは冷めきっていました。
しかしビビアンを見ているうちに、ケイトはダミアンに対しても心を開いていくのでした。
「ルシア」83話のネタバレと感想をしていきます。
目次
ルシアネタバレ83話最新話と感想!ダミアンに対するビビアンの思い
北部の伝統
フィリア夫人が2人にあいさつをしにやってきます。
その手にはたくさん入った黄色いバラが入ったカゴを持っていました。
フィリア夫人は微笑むと、黄色のバラを2人にプレゼントします。
少し前に孫娘が生まれたのだと話すフィリア夫人。
美しく健康に育つようにとの願いを込めて、皆さんにお花を贈るのが北部の伝統なのだと話します。
素敵な伝統だと思いながら、ビビアンはお祝いを伝えました。
伯爵夫人のように美しく健康に育つことを祈っていると。
フィリア夫人は嬉しそうにお礼を告げて一礼すると、去っていきました。
その後ろ姿を見送るビビアン。
最近は贈り物をしない人も多いのだとビビアンに耳打ちするケイト。
フィリア夫人は伝統を大事になさる方のようですが、お花を贈るのも簡単なことではないようです。
特に黄色いバラは高価なのだとケイトはビビアンに説明をしました。
大金を使うことをいとわないほど、とっても嬉しいんだろうとケイトは微笑みます。
へえ…と呟きながら、ビビアンはカゴの中の花を見つめました。
黄色いバラは、ビビアンにとっても因縁のある花。
黄色いバラが入ったカゴを手に、ビビアンは帰宅するのでした。
打ち明ける気持ち
ダミアンと向かい合って馬車に乗っているビビアン。
黄色いバラを見ながらぼーっとしているビビアンに、ダミアンは声を掛けました。
どうぞとほほ笑んで答えるビビアンでしたが、ダミアンはなかなか口を開きませんでした。
やがて、僕のことが憎くないのかと尋ねると、ビビアンは即答して「いいえ」とはっきり答えます。
どうして私があなたを憎むのかと、逆にダミアンに質問するビビアン。
ダミアンは、そうあるべきだと思ったと答えました。
ビビアンはダミアンの名を呼びます。
そして彼の顔に手を伸ばし、うつむいている顔をそっと上げさせると、ダミアンの目を見て言いました。
悪い感情は自分自身を苦しめるだけだと。
ビビアンは困ったように笑いました。
どうして自分のことを傷つけようとするのか、自分はダミアンを憎んでいないし、それはこれからも変わらなことを真摯に伝えます。
その言葉を聞いて少し嬉しくなるダミアン。
しかし、すぐにまた俯きます。
もし子どもができて自分のことが邪魔になったら、きっと好意が悪意に変わるはず…。
そう思ったダミアンは、ビビアンの言葉を信用することが出来ないと考えるのでした。
ビビアンはダミアンの名を呼び、私は結婚する前からあなたのことを知っていたと言います。
その言葉に、ダミアンは驚愕しました。
あなたのお父様は、あなたを受け入れることを条件に私と結婚したのだと伝えます。
初めて聞く話に驚き、混乱するダミアン。
優しい父親像はあの人には合わないかもしれない。
だからといってあなたを憎んではないことをビビアンは語りかけます。
ただ口下手なだけだと微笑むビビアンの姿はとても美しいものでした。
そうでなきゃあなたを後継者にはしないはず。
ビビアンはダミアンに伝えると、ダミアンは頬を赤くしました。
ビビアンの言葉を信じてみたくなったダミアン。
今までそんなことを伝えてくれる人は誰一人いませんでした。
ビビアンは微笑み、お父様のことは嫌いかと尋ねます。
父への思い
ビビアンに尋ねられ、尊敬していると答えるダミアン。
タラン公爵は、「卒業さえすればこの椅子はお前のものだ」と言い、途方もなく簡単な条件でもありました。
陛下の影響力のおかげでダミアンに対して悪事を働く者はいません。
タラン家の血を引く者はダミアンだけなので、身内内での争いもありませんでした。
これまで後継者の地位に就くことだけを目標にしてきたダミアンでしたが、公爵になった後の目的を考えたことはありません。
陛下にとって爵位を譲るための人間が必要なだけだと考えていたダミアン。
期待に応えられなければ見捨てられてしまう。
それが怖かったのです。
父親の愛情など願ったことはありません。
少しだけ認めてもらえばいい。
使える奴だと思ってさえすればそれでよかったのです。
父親のことを尊敬していると答えるダミアンを、ビビアンは素敵だと言いました。
そしてどういう点でそう思うのか、ダミアンに聞きます。
強いところと答えるダミアンに、ビビアンは納得しました。
この世に彼よりも強い人はいないと思っているビビアン。
心も体も寄りかかりたいと思える人です。
頑張って耐えてきましたが、早く彼に会いたくなってきました。
強い人になりたいのかと尋ねるビビアンに、はいと返事をするダミアン。
そしてビビアンは、きっとなれると言いながら微笑むと、ダミアンは恥ずかしそうに俯くのでした。
屋敷に帰ると、黄色い薔薇を見たジェロームは顔が真っ青になっています。
ビビアンは微笑み、贈り物をフィリア伯爵夫人にいただいたことだけを伝え、ダミアンをお茶に誘ってその場を去っていきました。
ジェロームは、この花をどうしようかと一人悩むのでした。
ルシア83話の感想!
黄色いバラがここで登場するとはびっくりしました。
ビビアンにとっては、いわくつきのバラではありますが、高価なバラだったのですね!
高価な花だとわかっていても、やっぱり複雑ですよね…
真っ青になるジェロームも分かります。
でも、黄色いバラをどうしようか悩んでいるところはちょっと笑ってしまいました。
黄色いバラに、複雑な気持ちのビビアンでしたが、ダミアンとの会話で何かが吹っ切れたようにも感じられます。
ダミアンから話を切り出したことでも、2人の距離がさらに縮まったのではないでしょうか。
少なくとも、ダミアンはビビアンに心を開き始めているように感じます。
ビビアンにはやっぱり、人の心を動かす力があるんだなと思いました。
これからも、いい方向に進んでほしいなと思います。
ルシアネタバレ83話最新話!ダミアンに対するビビアンの思いのまとめ
今回は「ルシア」83話のネタバレと感想をご紹介しました!
北部の伝統だということで、ビビアンとケイトはフィリア夫人からカゴいっぱいの黄色いバラをもらいますが、複雑な気持ちになります。
その帰りの馬車で、そのバラを見つめているビビアンに、ダミアンは自分のことが憎くないのかと尋ねるのでした。