「ピッコマ」連載漫画の「もう一度、光の中へ」95話のネタバレと感想をまとめてみました!
アイシャがイデンベルに襲撃されエルミール全土が怒りをあらわにし、とうとう黙って見過ごす訳にはいかなくなりました。
もう一度、光の中へ95話のネタバレと感想を紹介していきます!
目次
もう一度、光の中へ95話最新話ネタバレと感想!戦争の始まりの刻
複雑な思い
夕暮れ時、ベッドで眠っていたアイシャは目覚めました。
アイシャはアリサの時の記憶を夢で見て、浮かない表情をしています。
イデンベルでの家族とも仲が良い時期があったのですが、冷酷で残忍な姿ばかりが記憶に残っていて、温かい記憶なんて今まですっかり忘れていたのです。
今頃になって温かい記憶を思い出したことにアイシャは心苦しさを感じました。
温かい記憶を思い出したら、復讐のチャンスが目前に差し迫っても思いとは裏腹に一歩も動けなくなってしまうからです。
これでは復讐はおろか、マリアンヌの前に立つことすらできないと、アイシャは自分が情けないと思うのでした。
家族を安心させたい
アイシャはイシスに会いたいと呟くと、そこに侍女たちが慌てた様子でやって来ました。
アイシャは眠っている間ずっと熱が下がらず、日が暮れても目を開く様子がなかったので、みんなとても心配していたのです。
侍女たちのみでなく、ティリオン陛下とアイリス皇后とイシスも、アイシャが目覚める少し前までずっと見守っていたとのことです。
それを聞いたアイシャは穏やかな表情となり、自分はもう大丈夫だと安心させたいから家族に会くと言い、ベッドから降りました。
アイシャはどこに行けば家族がいるのか訊くと、侍女は答えにくそうにしながらもアイシャに事情を伝えます。
急展開
侍女から事情を聞いたアイシャは、大急ぎで家族の元へ走りました。
ティリオン陛下が首都近郊の近衛隊長を集めて会議を開いたと聞いて、アイシャはとても焦りを感じていました。
ティリオン陛下はエルミールからイデンベルへ先制攻撃をしようとしているのだろうと、アイシャは思ったからです。
イデンベルからではなくエルミールから先に戦争を仕掛けるということは、家族みんなが今回の襲撃に激怒していて、間違いなくイシスはこの戦いの先頭に立つはずだとアイシャは思います。
怒りの感情が人をどれほど無謀にさせるかをアイシャは分かっているので自分が家族を止めなければならない、せめて一度でもアルセンと連絡をとって万全の態勢を整えた後に事を進めるよう言わなければと考えながら、アイシャは会議室へ入りました。
イシスの強い決意
会議ではやはり、ティリオン陛下はイデンベルの傲慢さに強い怒りを感じていて、戦争を仕掛ける話を近衛隊長たちに伝えていました。
アイリス皇后もティリオン陛下に賛同しており、近衛隊長たちやエルミールの民たち全員も、エルミールの象徴とも言えるアイシャが襲われたという事実に激しい怒りをあらわにしているのです。
そしてエルミールの北側の国境に、イシスの指揮のもとルーセル侯爵家の騎士団を中心として軍隊を編成するつもりなのです。
アイシャが会議室に入ると、イシスはアイシャの前に歩み寄り、騎士の盟約についてと、これまでの兄妹二人での歩みやアイシャの功績を話しました。
イシスはアイシャを守ると強い決意を持っていること、自分たち兄妹は今までイデンベルに立ち向かう力を養うために努力してきたこと、アイシャはその力で家族として、皇女として、人として、兄や同盟国や友を助けてきたと言います。
そんなアイシャの姿を自分は一番近くで見守ってきたとイシスは言い、アイシャの前に敬意を表し片膝をつきます。
イシスは今度こそ自分がイデンベルからエルミールとアイシャを必ず守るから、これ以上一人で全てを背負い込み苦しまないでほしい、どうかアイシャの後ろで長い時間をかけて磨き上げた剣の存在に気付いてほしいと言いました。
アイシャはイシスの冷静でまっすぐな視線を見て、怒りにとらわれた目ではないと思いました。
アイシャは自分には戦場に向かうイシスを止められそうにないと感じます。
もう一度、光の中へ95話感想
イデンベルの家族でも仲が良く温かい時期があったということは前回の話で明かされ、アイシャはとても複雑な心境となってしまいました。
これから復讐をする相手が、かつては仲が良くて優しくて大好きだったなんて思い出したら、復讐なんてできなくなってしまいそうです。
しかし復讐ができなかったらアリサの無念を晴らせなくなってしまいますね。
平和的にアリサの無念を晴らす方法があればどんなにいいか…と思ってしまいます。
イデンベルの家族たちが冷酷になったのは、どう考えてもマリアンヌが原因としか思えません。
アリサの言葉に誰も耳を傾けてくれなかったイデンベルの家族も、それなりに罰は受けてもらいたいけど、できることなら昔のように仲睦まじい関係に戻って、エルミールとイデンベルの両国が平和な関係を築いていけたらいいなと思います。
もっとも強い罰を受けるべきはマリアンヌでしょう。
マリアンヌにはどんな事情があるのか知らないですが今のところ、自分の幸せしか考えていなくてアリサを陥れたとしか思えないからです。
アイシャが幸せだった頃の夢を見て複雑な心境になるも、今の家族はとても温かい人たちであるということにアイシャは改めて嬉しさを感じたでしょう。
アイシャが昏睡状態だった時、家族3人がずっと見守ってくれていたということを聞いたアイシャは、とても幸せそうでした。
だけど、アイシャが眠っている間に戦争の話がどんどん進んでいて、アイシャはとても焦りました。
アルセンからの助言を活かせなくなるかもしれないし、大好きな家族が怒りにとらわれて戦場に赴いたら、無謀な判断や行動をしそうで危険だから家族を守るために戦争を止めなくてはならないと思ったのでしょう。
だけど、アイシャの考えは半分は外れており、イシスは怒りにまかせて戦争に赴くわけではありませんでした。
今回の襲撃事件がなかったとしてもイシスはアイシャの無念を晴らすということは決めていたと思うし、力を養ってきたのはイシスも同じです。
戦争に赴くのは怒りではなく、アイシャの願いを叶えたい、エルミールとアイシャを守りたいというイシスの信念によるものだから冷静でまっすぐな視線だったのだと思います。
イシスは冷静で真剣な思いだから、アイシャでも止めることはできないと思うのは無理もないでしょう。
きっとイシスなら怒りに身を任せるのではなく、冷静に考えて指揮を取ると思うから、アイシャが危惧している無謀な行動はしないと信じたいです。
アイシャにとってもエルミール全体にとっても、みんなが幸せで平和な世界となれる道を進めていけたらと願います。
もう一度、光の中へ95最新話ネタバレと感想!戦争の始まりの刻まとめ
今回は「もう一度、光の中へ」最新話95話のネタバレと感想を紹介しました!
エルミールからの先制攻撃により戦争はどのように進んでいくのでしょうか、今後の展開に注目です!