「ピッコマ」連載漫画の「もう一度、光の中へ」96話のネタバレと感想をまとめてみました!
アイシャ、エルシス、マリアンヌのそれぞれの思いが描かれています。
もう一度、光の中へ96話のネタバレと感想を紹介していきます!
目次
もう一度、光の中へ96話最新話ネタバレと感想!守りたい思いと愛されたい妬み
戦場へは行かせてもらえない
会議の後の夜、アイシャとイシスは二人で過ごしています。
アイシャは戦場へ一緒に行きたいと言いますが、イシスは許可しません。
イシスはアイシャの強さを分かってはいますが、何が起こるか予想できない戦場には危なくて行かせられないと言います。
また、会談の時のようにビオンがずっとそばで守っているということもできないと言うのです。
アイシャの苦悩
アイシャはビオンは無事なのか訊くと、今は公爵家で休養中でしばらく休めば回復するとイシスは答えました。
しかしビオンは、アイシャを守れなかったことに責任を感じ、自ら副団長の職を降りてしまっていたのです。
アイシャはビオンの責任ではないと弁明しますが、イシスもそのことを分かっているけれどビオンは頑固だから本人が折れてくれないことにはどうしようもないと苦悶の表情をします。
イシスは、ルーンが現れてアイシャを治療したことも話しました。
アイシャはぼんやりとルーンの姿が見えたことを覚えており、あれは夢じゃなかったのだと知ります。
イシスは、皇宮にいるはずの人物がどうして領土の外にいたこと、ルーンはその後戻らず行方知れずになったことなど不可解なことだらけだと言います。
アイシャは心配そうな顔をすると、イシスはきっとまたフラッと皇宮に現れて自分たちを振り回すさと楽観的に声をかけて安心させようとしました。
アイシャは、自分の代わりにビオンやイシスが迷惑を被っていて、今回も自分はただ後ろで待っていることしかできないのかと悩みます。
しかしアイシャは、今またイデンベルの兄弟と対峙した時にためわらないという確信が持てずにいます。
この状況を変える方法があるとしたら…と考えると、ルーンの姿が思い浮かぶのでした。
アイシャの願い
アイシャはせめてもの思いを込め、イシスに光の力が込められた魔道化学品を渡しました。
そしてアルセンから北の海のどこかにゲートが隠されていると聞いたことを伝え、エルミールを油断させるためだろうから周辺の警戒を怠らないようにしてくださいと言います。
それから、どうか無事に戻って来てくださいと伝え、アイシャはイシスの無事を願いました。
イシスは必ず無事に戻ると約束すること、そしていい友達を持ったねと笑顔で言い、アルセンのことを評価するのでした。
エルシスの最期
目に重症を負ったエルシスは、一人で森の中を彷徨った果てに倒れます。
エルシスはアイシャに重症を負わせた攻撃を放ったのは自分では決してないと納得いっていません。
エルシスは過去、兄弟たちと違って魔力を使えない体だと言われて悔しい思いをしたので、光線を放てる訳がないのです。
また、エルシスはアイシャの声を聞いたらどうしてアリサを思い出したのかを考えており、それが分かれば闇から抜け出せそうな気がするのにとモヤモヤします。
エルシスは今までなぜ必死に努力や鍛錬をしたのだろうか、命を懸けてでも守りたかった人がいたような気がすると考えると、在りし日の幼いアリサの姿が思い浮かびました。
エルシスはアリサと呟いて命が尽きてしまいます。
その時、エルシスの剣の鞘にはめ込まれた宝石がピカッと光るのでした。
マリアンヌの野望
マリアンヌは遠くから、エルシスの最期の様子を見ていました。
命が尽きる瞬間に思い出したのが「アリサ」ということについて、最後の通信の時に力は消えていないと確認していたのに…と言っています。
その時、マリアンヌに謎の声が話しかけており、その声を聞いたマリアンヌは気分が悪いくらいアイシャとアリサは似ているところがあると言いました。
だけどこの戦いが終われば消える存在だから構わないと言い、謎の声の主に対してアーティファクトを回収してくるよう命じました。
マリアンヌは鏡を見ると大人の姿をしたアリサが写っていますが、問題ない、完璧だと言います。
最も愛されるべき存在は自分の方がよく似合うとマリアンヌは思います。
そしてマリアンヌは、ついにエルミールをつぶす時が来たと言って、会議を始めるのでした。
もう一度、光の中へ96話感想
アイシャは戦場へ行かせてもらえないこと、ビオンが自ら副団長の職を降りてしまったこと、悩むことがたくさんあります。
イデンベルへの復讐はアイシャが最も望んで、そのために精霊についての勉強や精霊力を養う鍛錬を幼い頃からしてきたのに、本場に出られないのは悔しいでしょう。
何より、イシスを一人で危険な場所へ行かせてしまうこと、そばについて守ることができないことがアイシャにとって辛いと思います。
しかもアイシャはイデンベルの兄弟たちと仲が良かった頃を思い出して、兄弟たちと対峙する時にためらわない確信が持てず、自分の力不足と覚悟の足りなさを実感したかもしれません。
アイシャは復讐だけでなく、ルーンを召喚するというもう一つの大きな目標もあるから精霊力の鍛錬を努力してきました。
ルーンを必ず召喚してみせると約束もしているし、ルーンなら今の自分の不甲斐なさを打破するためのヒントをくれるかもしれないとアイシャは思ったのでしょう。
だけどルーンは今、創造神から罰を受けています。
そのことを知ったらアイシャはますます悩むと思うので、そのことは知らないままでいた方がいいかもしれません。
アイシャは悩みながらもイシスに魔道化学品を渡したり、アルセンからの情報を伝えたり、無事を祈ったりしました。
魔道化学品はアルミーニャと一緒に召喚について調べた時に知った化学であり、アイシャはこちらの研究も進めていたのですね。
アルセンからの情報もアイシャ(当時はアリサ)が優しくて誰からも好かれる人物だったからこそ得られたものです。
アイシャは昔も今も人から愛される人物であることによってアイシャの周りには人が集まり、アイシャを助けてくれたりアイシャに新たな力が得られるきっかけになったりしています。
アイシャ個人の力もすごいですが、人から愛される人物であることの方がアイシャの最大の強みなのでしょう。
一人の力でできることは限られていると思いますが、仲間からの力や知恵や愛情が、人を成長させたりさらに強くなれたりすると思います。
しかし、多くの人から愛されるということを妬む者もいるのが人間です。
マリアンヌは完全にアリサに嫉妬していましたね。
まるでマリアンヌは、アリサの立場と自分の立場を何かしらの方法で入れ替えたかのように見えます。
鏡に写るマリアンヌの姿がアリサの姿であるのも謎です。
マリアンヌは確かに皇族としてなかなか受け入れてもらえていなかったけれど、アリサはずっとそばにいて気にかけてくれていました。
マリアンヌは完全に独りぼっちではなかったです。
アリサからの愛情に応えて自分も愛情深い人物となること、アリサに素直に助けを求めていたら、きっとアリサは全力で力になってくれたと思うし、イデンベルの皇族も悪い人たちではなさそうなので、マリアンヌの良さを分かってもらえたら少しずつ受け入れてもらえていたと思います。
助けを求めることと、妬んだ相手の特性をそのまま自分の物にしてしまうのは全然違いますし、妬むだけで終わるより自分に足りないものを補う努力もある程度は必要なのだと思いました。
エルシスの最期は何だか悲しく感じます。
アリサに酷い事をしたエルシスだけど、マリアンヌの様子を見るとアリサの記憶を封じられていたのかもしれないと思いました。
しかも知らない内にアーティファクトをマリアンヌから持たせられていて、エルシスのネガティブな気を集めようと利用されたのだと思います。
マリアンヌはエルシスのことを助けようともしないし、まるで道具扱いで憤りを感じます。
エルシスは魔法を使えないと言われたことに当時は絶望したでしょう。
イデンベルは魔法使いの帝国なので、皇族で魔法が使えないというのはとても大きな屈辱だったり恥ずかしさもあるかもしれません。
だけどエルシスは魔法が使えないことを補うために剣術の鍛錬を怠らなかったのだと思います。
アリサを守りたいという気持ちがとても強かったのです。
こんなにも美しく尊い兄弟愛を奪ったマリアンヌが腹立たしいですし、できることならアイシャとエルシスたちが和解できたらいいのになと思いました。
マリアンヌも本格的にエルミールへの戦争へと動き出しましたが、どうかマリアンヌの思い通りにはならないでほしいと思います。
もう一度、光の中へ96最新話ネタバレと感想!守りたい思いと愛されたい妬みまとめ
今回は「もう一度、光の中へ」最新話96話のネタバレと感想を紹介しました!
アイシャたちはマリアンヌの野望を止めることができるでしょうか、次回の更新が楽しみです!