「ピッコマ」連載漫画の「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」97話のネタバレと感想をまとめてみました!
先代皇帝が愛したレティシアは、ディートリヒが皇帝になったことで子供と共に幽閉されていました。
母親が病に倒れても自由に外へ出れなかったオスカーは、ディートリヒへの復讐を誓います。
よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る97話のネタバレと感想を書いていきます!
目次
よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残るネタバレ97話最新話と感想!復讐を誓うオスカー
誓い
原因不明の病にかかったレティシアのため、薬を買いに行こうとするオスカー。
しかし、彼女は外に出たら危ないからと行って止めてしまいました。
現皇帝ディートリヒに命を狙われるからとレティシアに教えられていたため、オスカーは幼い頃から冷宮を出たことがありません。
そんなとき同じくディートリヒを恨んでいるジェラルドと出会い、2人で復讐することを誓いました。
オスカーにとって、外を自由に歩き回って色々な話をしてくれる彼との時間が癒やしだったのです。
そしてついに病に伏せていた母レティシアは、医者に診てもらうことなく命を落とすことに。
ここを去りディートリヒと皇室に復讐をするから手を貸して欲しいと、涙を浮かべてジェラルドに訴えるオスカー。
現在記憶を失っているオスカーは、15歳のときにしたその復讐の誓いを思い出して指輪を強く握りしめます。
皇帝の正統性
即位式でオスカーが現れ真の後継者であると名乗って以来、社交界では噂が広まっていました。
皇室では連日のように元老会議が開かれており、貴族たちの間でも真っ二つに意見が分かれている状況です。
皇太子の証を授かっていないものの、皇位を勝ち取った現皇帝ディートリヒに正統性を認めるべきと訴える貴族。
そして、先皇から皇太子の証を受け継いだオスカーこそが皇帝に相応しいと、訴える貴族がいます。
そんな状況を楽しむかのように、ファーンハム家は出入りを厳しくしてオスカーを家に留めていました。
そんな主張の争いが続くなか、カナリアが心配なのはセザールのこと。
セザールは即位式以来、部屋に閉じこもりで食事もとっていないと聞いていました。
諦めたセザール
心配ないから1人にして欲しいと言って閉じこもってしまったセザールに対し、強行突破を考えたカナリア。
無理強いは禁物だと心配するイーサン卿にお願いし、ドアを破ってもらいました。
カナリアが部屋の中に入ると、生気のない表情で座り込むセザールを見つけたので話しかけます。
すると、これまで皇位継承のためにしてきた努力は無駄だったのだとぽつぽつと喋りだし、うなだれるセザール。
切ない表情をしたまま、皇室を出ようと言うセザールに対してこれまでの努力は無駄ではなかったと励ますカナリア。
しかし、カナリアさえいればそれでいいからここを去ろう、とセザールは弱気な発言を繰り返します。
それでセザールが傷つかないなら…と一瞬思いましたが、以前カナリアが皇宮を去ろうとしたとき引き止めてくれたのはセザールでした。
そのときの恩を返すのはいまだ!と思ったカナリアはさらに励まし続けます。
よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る97話感想
オスカーはレティシアによって隠されて育てられていたので、外に出るのも止められていたのですね。
弱っていく母親のために薬さえ自由に買いに行けないのは、どれほどの苦しみだったのかと思います。
ジェラルドと出会い、ディートリヒに恨みを持つ者同士が意気投合するのは当然でしょう。
もしレティシアが幽閉されていなければ命が助かった可能性もあります。
ゆえにこんな状況を作り出したディートリヒと皇室に強い恨みを持ち、ジェラルドと手を組んだのですね。
ただそれは15歳のときの気持ちなので、記憶さえ戻れば愚かな誓いだったと気づくと思うのですが…。
即位式でオスカーの存在が明るみになってから、皇室も混乱している様子です。
ファーンハム家が中心となりオスカーの正統性を主張しているため、どれだけの貴族がファーンハム家に同調するかが争点でしょう。
貴族たちはより有利な方へ寝返ることがあるので、最後まで結果はわからなさそうですね。
そしてセザールを励ましに行くカナリアでしたが、弱っている彼を見たらもう頑張らなくてもいいんじゃない、と言いたくなってしまいます。
しかしそこでさらに喝をいれるあたり、カナリアの前向きな性格を現しているなと思いました。
どうにかセザールを説得して、2人で皇位継承の闘いに挑んで欲しいです!
よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残るネタバレ97話最新話まとめ!復讐を誓うオスカー
今回はよくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る97話のネタバレと感想を紹介しました!
ディートリヒへの復讐を誓った15歳のオスカーは、母レティシアのためにも皇位継承の正統性を訴えます。
一方、弱気になり皇室を離れようとまで言うセザールを、カナリアは励まし続けるのでした。